一般的なサイズで、初心者にもお勧めの60cm水槽でのネイチャーアクアリウム作成方法を紹介します。*現在部分公開中です。ただいまメンテナンスの項を執筆中です。


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§1 まずは器具を揃えましょう

こちらで紹介する器具は水草を育てるために最低限必要な器具です。アクアリウム用品にはかなりの数がありますが、ここで紹介する器具と後で説明するメンテナンス用品のみで水草水槽のセッティングと維持ができます。
簡単に水草を育てるには、器具を充実させる必要があります。ここでは、最低限必要な器具を説明を交えて紹介していきましょう( )内は製品の例。

・60cm水槽(ADA:キューブガーデン、EHEIM:EJ-60)
単に「60cm水槽」という場合は、幅60cm、奥行き30cm、高さ36cmの水槽をさします。なぜ60cm水槽が初心者の方にオススメできる理由は2つあります。1つは程よい大きさである点。近年は小型水槽ブームで、各メーカーが競って小型水槽を売り出していますが、小型水槽で水草水槽を楽しむのは上級者向けです。小型水槽は60cm水槽と比べると水量が少なく、水質悪化につながりやすいのです。
60cm水槽は日本で最も一般的な水槽で、価格も他のサイズの水槽と比べると比較的安価です。最近ではフレームレス水槽が主流で、インテリア性を考慮すればこちらが断然オススメです。

・二酸化炭添加装置(ADA:CO2アドバンスシステム、AIネット:CO2フルセットなど)
多くの水草の育成を簡単にしたのがこの二酸化炭素添加装置といっても過言ではないでしょう。水槽に二酸化炭素を添加すると聞くと難しいイメージがありますが、各社から小型高圧ボンベを使用するCO2添加器具一式がセットになったものが発売されています。他には安価な低圧ボンベと拡散筒のセットや、リキッドタイプのものも販売されていますが、効果がなく、全くお勧めできません。初めから小型高圧ボンベ式のものを選択してください(アダプタを使うことで、業務用の大型高圧ボンベ(水草の世界ではミドボンといいます)の使用も可能)。
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CO2フルセット
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CO2アドバンスシステム

・外部式フィルター(EHEIM:エーハイム2213、エーハイム500、テトラ:EXパワーフィルター)
水槽内に添加した二酸化炭素を逃がさず、ろ過能力も高いのがこの外部式フィルター。これ以外には内部式フィルター、上部式フィルターなどがありますが、いずれも水草水槽には濾過能力が低い、二酸化炭素を逃がすなどの理由で、水草水槽には敬遠されます。水草水槽の場合は迷わず外部式フィルターを選択しましょう。フレームレス水槽が付いたお得なセット商品もあります。
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エーハイム2213

・照明器具(ニッソー:カラーライト600、リアルインバーターライト、ADA:ソーラーⅡ)
水草を育てる上で欠かせないのが照明器具です。蛍光灯の場合は、60cm水槽で20w型直管蛍光灯を3~4本、すなわち60w~80wが目安です。蛍光灯のほかにはメタルハライドランプがありますが、60cm水槽にはオーバースペックとなることも多く、初心者の方にはお勧めしません。有茎草が育ちにくいという特徴もあります。また、魚にも極端に強い光は良くないので、蛍光灯の柔らかな光のほうが、水草にも魚にも丁度良いです。
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カラーライト600(2灯付)
上段は旧パッケージ、下段は新パッケージ

・底床素材(ADA:アクアソイル、JUN:マスターソイル、GEX:水草一番サンド)
熱帯魚や金魚を飼育する際、多くは水槽の底に砂利を敷きますが、水草の場合、ソイルと呼ばれるものを敷きます。ソイルには、水草を育てるのに必要な栄養分が含まれており、固形肥料を添加しなくとも水草が元気に育ちます。また、イオン交換の効果で硬度が低下し、水草に適した水質になります。私はアマゾニアとマスターソイルしか使用経験がありませんが、アマゾニア以外のソイルは、ADAのパワーサンドを併用したほうが栄養面では心配はないと思います。
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アクアソイル・アマゾニアⅡとパワーサンドS、各種添加剤
アマゾニアを使用した場合はパワーサンドS、各種添加剤はなくても水草の生育に問題はありません。ただ、パワーサンドを敷いておくと通水性が良くなり、かなりの長期維持も可能です。

・保温器具
一定の温度を保つオートヒーターや、サーモ一体型のヒーターなどがあります。ショップで販売されている水草の大半は熱帯産ですので、冬季は保温が必要です。水槽に合っているもの(60cm水槽の場合は150w)であれば何でも構いません。近年(阪神大震災以降)のものは、空焚き防止機能(空焚き状態になると自動的に電気がとまる)がついていますが、一度それが作動するとそのヒーターが使えなくなるものもありますので、空焚きには十分ご注意ください。
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オートヒーター(エヴァリス社)


ここで紹介した器具は、水草愛好家の間でも使用頻度が高く、どれもお勧めできる機材です。また、
水草水槽の楽しみの中には「器具を選ぶ楽しみ」もあります。まずは器具がないと始まりません。水草を購入する前にまず最初に器具をそろえてください。
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by ANI-1124 | 2010-08-26 19:38 | §1 まずは器具を揃えましょう