一般的なサイズで、初心者にもお勧めの60cm水槽でのネイチャーアクアリウム作成方法を紹介します。*現在部分公開中です。ただいまメンテナンスの項を執筆中です。


by ANI-1124

カテゴリ:§4 水槽をセットする・後編( 1 )

ここでは、構図素材を置くところから、水草の植栽完了までをレクチャーします。
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構図素材ですが、流木、石があります。
流木もブランチウッド(ADA)、ホーンウッド(ADA)などの種類がありますが、石ほど種類が多いわけではありません。石には万天石(ADA)、龍王石(ADA)、溶岩、八海石、川石など、様々な種類がありますが、水質に影響を与えるもの(Caイオンが溶け出すものなど)は使用できません。採集したものも使用できますが、使用前に水につけて水質に変化がないか調べてから使用してください。

今回は流木を使用したレイアウト製作です。
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棒状の流木をタイト(園芸用のビニールタイトでも可)で止めて固定しています。枝分かれした流木は数が少なく、また高価であるため、棒状のものを組み合わせるのがおすすめです。
流木を置いたら必ず正面からバランスをチェックします。
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上からの図。

そのあと、ポイント的にウイローモスを木綿糸で巻いていきます(ここではADAのモスコットンを使用)
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ちょっと隠したいな~と思ったところに巻くのがお勧めです。部分的にモスが活着していると自然な感じに仕上がります。

モスを巻き終えたらミクロソリウム・セミナローを石に巻いて流木を固定するタイトがうまく隠れるように置きます。
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ミクロソリウム・セミナローはあまり大きくならないので、60cm水槽のレイアウトにも使用しやすいです。
また、楊枝を使用し、植栽の区分けを行います(イメージ通りに植栽するため)
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シダを置いたら水を流木がつかるくらい入れます。この後水草の植栽ですので、あまり多く入れすぎないようにしてください。
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ソイルの袋や皿を使って注水すれば、ソイルをかき回さずに済みます。

さぁ、これから水草の植栽です。
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今回はかなり大量に使用しました(総額約2~3万円相当)が、少なくても問題ない場合が多いです。ただ、慣れないうちはたくさんの水草を植えて早く水質が安定するように心がけます。

前景から植栽する場合もありますが、ほとんどの場合は後景から植えるほうが楽です。
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まずは、右奥にポゴステモン・デカネンシスを植えていきます。
本種は調子が出てくるとどんどん密生しますので、初めはスカスカでも問題はありません。
1種類を植えるたびに、必ず正面からバランスを確認します。
楊枝で作った枠内に植え終えたら、楊枝は撤去します。
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Pデカネンシスの隣にロタラワリッキーを植えます。
ロタラワリッキーは縦にしか伸びないので、ほかの水草が上に覆いかぶさるとすぐに枯れてしまいます。このレイアウトの場合は、Pデカネンシスに飲み込まれないように管理する必要ありです。
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その横に、赤系のロタラsp.福建省を植栽します。ワリッキーとともに、水景右側のポイントとなります。
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次は左側に水上葉のグリーンロタラを植栽します。
グリーンロタラの水上葉は水中葉を展開しだすと枯れだしますので、なるべく枯葉が発生しないように、短めに植栽します。
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この調子で中景のバコパオーストラリスまで植栽していきます。

最後に前景草の植栽です。今回はグロッソスティグマにリシアを絡めることにしました。
グロッソスティグマは低pHを好み、育成も容易です。また、成長も早いので、最初の植栽量が少なくて済みます。
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植える前にしっかりした処理をします。
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グロッソスティグマは1節ずつ切り分けていきます。
最近だと、縦に育ったグロッソスティグマの水上葉が鉛巻で売られていますが、こういった個体は植栽の方法が難しく、下手な植栽方法をすると縦に育ちますので、ポット入りのものがお勧めです。
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リシアはADAの「モスボール」に巻いて、ソイルに半分埋め込むように設置します。
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グロッソスティグマを植栽して、すべての作業が完了しました。
水草をすべて植栽した後は、CO2添加器具(パレングラス)、吸水出水パイプなどを設置します。
CO2は最初は1秒1滴に設定します(水草の量が増えるごとに添加量も増やします)。

予算が少ない場合は水草も少なくていいのですが、初めから多く植え込んだほうが苔の発生が少なく、立ち上がりがスムーズです。この後(植栽後3日目くらい)より、1日3分の1くらいの換水を行いますが、メンテナンスの項で説明します。
また、水草を植えてから「完成」というわけではなく、トリミング(剪定)をして形を整えていかなければいけません。こちらもメンテナンスの項でしっかり説明したいと思います。
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by ANI-1124 | 2010-08-31 23:43 | §4 水槽をセットする・後編